乾燥肌ってどんな肌?

潤いが減少して見栄えが悪くなっているのが特徴

乾燥肌は医学的には表皮が乾燥して弾力性が減り、フケのような汚れがこびり付いた状態を意味しています。水分や皮脂が極端に少なくなっているので張りが無く、所々がささくれ立っているのが特徴です。場合によっては表皮が固くなってひび割れが生じ、出血することもあります。乾燥肌の状態になると見栄えが悪くなる他、深い傷が生じて細菌感染のリスクが大きくなるのも問題のひとつです。傷が塞がっても表皮の弾力性が乏しいのですぐに新しい傷ができてしまい、いつまでも出血や痛みが治まらない場内になります。傷口が大きく腫れて化膿するおそれもあることから、乾燥肌の状態になったら速やかに皮膚疾患の専門医の下で治療を受けることが最善の対処法と言えるでしょう。

心身の疲労や加齢による新陳代謝の低下が主な原因

乾燥肌は一般的に中高年層の人ほどなりやすいと言われていますが、これは加齢によって新陳代謝が低下し、水分を適切に維持できなくなっているためです。中高年層の人は水分が不足してものどの渇きを感じにくく、いつまでも水分補給を行いません。そのため、真っ先に影響が生じる肌が乾燥した状態になってしまいます。また、疲労やストレスの蓄積によって体調不良の状態に陥っても乾燥肌をはじめとする肌トラブルに見舞われてしまいます。体のどこにも異常が無いのに乾燥肌になったら自分でも気づかないうちに疲労やストレスが溜まっている可能性があるので十分に注意しなければいけません。乾燥肌は軽微な状態なら投薬治療で治すことができますが、生活習慣の見直しも再発予防の心得になります。